花粉症のないところ、石垣島
こちらに来てから
快適なものがいくつかあります。
そのうちの一つが
「花粉症の症状が出ない」
原因の一つには
「花粉が飛んでいない」
というものが上げられるかと思います。
花粉症って、そもそもいつからだっけ?
古の(去年の話ですけどね!笑)
花粉症の思い出を振り返りながら
花粉症を振り返ってみます。
花粉症の原因は?どうやってなるの?
花粉症は、その名の通り植物の花粉が飛んで
アレルギー性鼻炎やくしゃみ、鼻水鼻づまりを引き起こします。
樹木花粉では
スギ、ヒノキ、ハンノキ(カバノキ科)
シラカンバ(シラカバ科)
オオバヤシャブシ、ケヤキ、コナラ、クヌギ
草本(そうほん)花粉では
カモガヤ、オオガモガエリ(イネ科)
ブタクサ、ヨモギ(キク科)
これらが主に花粉症を引き起こすとされる植物。
山があるところは樹木花粉が沢山飛んでいます。
以前冬山に仕事で行った時
くしゃみ、鼻水が出て
「なんでなん!?」と思ったら
ちかくに杉林があった、という事も。
多分、スギ花粉に身体が
反応したんだと思います。
ちなみに1月でしたが
早い時はそれくらいでも花粉は飛んでるよ、
と地元の方に言われました。
そんな感じで内地では春と秋は
花粉症と戦っていたのですが
花粉症は生まれた時からなるのではなく
自分の身体の花粉の許容量を超えた時に
花粉症になる、と言います。
現に私も花粉症になったのは
小さいころからではなく
大学生くらいの成人になった時期でした。
きっと体内の花粉が
その時許容量を超えたのだなと思います。
毎年春秋は数か月
耳鼻科のお世話になり
薬をもらって鼻づまりなどを抑えていました。
けれどもこちらに来て数か月
必ず花粉が飛んでいる
もうすぐ春、の3月に
スッキリとした鼻の状態で過ごせているのが
ビックリです。
島に花粉症の原因はないの?
石垣島の総面積の3割は国立公園です。
そして島には
ラムサール条約で保護されている湿地があったり
日本で数少ない亜熱帯原生林のあるところでもあります。
どんな植物があるのか?
ヤエヤマヤシ、ガジュマル、アダン
バナナ、ヒカゲヘゴ、サキシマスオウノキ
マングローブ、パパイヤ
こんな感じです。
「え、バナナ?パパイヤ?」
と思われる方もいらっしゃるかと思いますが
バナナは意外にも
民家に自生しています。
たまに近所の方で
「うちのバナナが上手くなったのであげるよ」
ともらったり
バンナ公園を走っていると
野生のパパイヤがあって
「取ったら手がかぶれるよ~」
と脅され(笑)たり。
※パパイヤは灰汁が強いので
生のパパイヤを切る時は
手袋をしなさい!と言われます。
総じてまとめると
内地にある花粉の原因になるのは
スギやシラカンバなど花粉を出す木
こちらにあるのは
アダン、ガジュマルなど花粉のない亜熱帯植物
要は「花粉を出す」植物はほぼない、という事です。
ちなみに巷で花粉が一番少ない、と言われているのは
宮古島です。
石垣島じゃないのが残念。
しかしながら花粉はほぼないので
花粉症を持つ身としては
ありがたい話です。
花粉症ではない、島ならではの病気は?
花粉症のない、石垣島。
快適には過ごせていますが
夏にはかなりの湿度となり
気温も上がります。
(最近は内地の方が気温だけでは高いかもですが)
こんな風土で
病気は流行らないの、大丈夫なの?
と思われる方がいるかもしれません。
今は違いますが
昔は石垣島がある「八重山地方」にも
マラリアが流行し
一時期マラリアが「八重山熱」
と、言われている時もあったそうです。
それは第二次世界大戦時
こちらで「戦争マラリア」と言われるものが
大流行し、約3,600人の方が
命を落としました。
このマラリアは戦後
徹底した調査や投薬により根絶。
この時の「戦争マラリア」が
「八重山熱」と言われていたそう。
マラリアは昔の話、今は大丈夫!
と言いたいところですが
感染症はあります。
「レプトスピラ症」
これは主に西表島で
レプトスピラという菌に感染する
「人獣共通感染症」です。
汚染した川や土壌に潜伏し
ネズミや家畜などを介して
人間にも感染します。
感染した際の症状としては
頭痛、発熱、悪寒、吐き気、筋肉痛、下痢、腹痛
などを引き起こします。
なぜ西表島?
西表島で行われるアクティビティで
川、海などで行う体験から
感染する事もあるそうです。
なので現地のアクティビティのガイドさんは
この感染症に対する研修会に
参加される方もいるほど。
あまり内地で流行っていることはないようですが
(福岡県に症例があるようです)
こちらでは比較的かかることもある病気のようですので
注意が必要です。
どんな注意が必要か
感染症ですので
アクティビティを行った後は
しっかりと身体を洗い
清潔を保つこと。
これに就きます。
花粉症はないけど気を付けて
結論、石垣島には
花粉症はほぼありません。
でも、こちらの気温ならではの
「日差し」「湿度」などにより
快適というよりは
熱射病を避ける為に日よけ対策をしたり
日焼けしないよう(焼きたくない人)帽子や長袖の着用
(→これは熱射病予防にもつながります)
湿度を避ける為に
エアコンを継続してかけるなど
色んな対策を講じていく必要のある事もあります。
どこでも
その土地特有の疾患があり
それに対して対策する。
それが、住んでいるところで
より快適に過ごすための方法
なのだと思います。
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